最後の4席は、東京にある — 9/12・13 都大会、高校12校と中学14校の読み方
全日本101席のうち86が決定。残る中学2・高校2はこの2日間で決まる——26団体の来歴・課題曲・自由曲を全部並べる
2026年9月6日(日)
9月6日、東海大会の大学・職場一般の部が終わり、第74回全日本吹奏楽コンクールの椅子は101席のうち86席が埋まりました。残りは15席。そのうち中学校の2席と高等学校の2席——合わせて4席は、9月12日(土)と13日(日)に府中の森芸術劇場でひらかれる第66回東京都吹奏楽コンクールで決まります。ほかの10支部は中学・高校の代表をすべて出し終えました。つまりこの週末の府中は、今年のコンクールで中高の全国切符が動く最後の場所です。舞台に立つのは高等学校12校と中学校14校。一次予選のA組53校・80校を勝ち上がってきた26団体を、全国大会69年分と都大会20年分の記録から読み解きます。
東京の吹奏楽コンクールは二段構えです。8月に学校種別の連盟が主催する一次大会があり、そこを勝ち抜いた団体だけが9月の都大会——都吹奏楽連盟が主催する全日本予選——に進みます。今年の一次は、高等学校がA組53校・B組67校・C組93校・東日本組76校、中学校がA組80校・B組368校・東日本組79校という規模でした。このうち全日本につながるのはA組だけで、高校は53校から12校、中学は80校から14校が都大会に上がっています。B組と東日本組は別のルート(東日本学校吹奏楽大会など)へ進むため、たとえば佼成学園高等学校のような名前が都大会の名簿に見当たらなくても、それは負けたという意味ではありません。
そして都大会からさらに絞られます。高校は12校から2校、中学は14校から2校。通過率にすると17%と14%です。東京はかつて枠が3つあった年もありました——中学は2015年から2017年、高校は2012年と2015年から2019年が3枠で、それ以降はどちらも2枠です。狭くなった門を、今年はどんな顔ぶれが叩くのか。全日本の常連校、かつて全国に行ったが遠ざかっている団体、まだ一度も全国に届いていない団体、都大会の経験そのものが浅い団体——26団体を4つの層に分けて、課題曲と自由曲まで含めて並べます。
※データについて
全日本の決定席は、各支部大会の結果から「進出先=第74回全日本」と記録された団体を数えたもので、2026年9月6日19時30分時点の86団体(中学28・高校28・大学11・職場一般19)です。昨年・一昨年の全国出場数101席との差から残りを15席としています。来歴は団体IDで串刺ししているため、改称や統合をした団体は別団体に見えることがあります。全国大会の記録は中学校・高等学校とも1956年から2025年までの69年ぶん(2020年は中止)が収録済みで、「◯年ぶり」はこの範囲で数えた数字です。都大会は2006年以降が中学14校・高校12校の完全収録、2002〜2005年は一部のみのため、「都大会初出場」は2006年以降に限って書いています。曲目の出典は本文末尾の注記をご覧ください。
① 結論|高校は「常連4校の椅子取り」、中学は「小平三中と、13の挑戦者」
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課題曲別の金賞率・代表率データと、Ⅰ〜Ⅳそれぞれの「金賞への攻め方」をすべて公開しています。
- 高校12校・中学14校の全リスト——演奏順・課題曲・自由曲・全国出場歴つき
- 常連/遠ざかった全国/未到達/初挑戦、4つの層で読む26団体の現在地
- 課題曲の偏りと自由曲の重なり、そして大トリに置かれた2校
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