【速報】2026年、全国への最初の切符——北陸から7団体
第67回北陸吹奏楽コンクール(8月9〜11日・金沢歌劇座)全74団体の結果から
2026年8月13日(木)
夏がはじまりました。8月9日から11日にかけて金沢歌劇座で開かれた第67回北陸吹奏楽コンクールで、2026年シーズンで最初の全国大会代表が決まりました。全国の支部大会でいちばん早い日程です。舞台に立った74団体のうち、全日本吹奏楽コンクール全国大会へ進むのは7団体。45年ぶりの大学、13年ぶりの中学校、そして初めての全国。一つひとつの名前と、そこに至るまでの道のりを記録します。
北陸吹奏楽コンクールは、富山・石川・福井の3県の県大会を勝ち抜いた団体が集まる支部大会です。今年は8月9日(日)に中学生B・小学生・職場一般、10日(月)に中学生A・大学、11日(火・祝)に高校A・高校Bが行われました。全国に11ある支部大会のなかで、いちばん早く終わる大会——つまり、その年の全国大会の顔ぶれが最初に決まる場所です。
先に、ひとつ整理を
「代表」に選ばれた団体は全部で17ありますが、その行き先は3つに分かれます。①全日本吹奏楽コンクール全国大会(中学A・高校A・大学・職場一般=7団体)②全日本小学生バンドフェスティバル(小学生=2団体)③東日本学校吹奏楽大会(中学B・高校B・小学生=8団体)。③は全国大会ではなく、東日本エリアの大会です。つまり「北陸代表=全国大会へ」と一括りにはできません。この記事では、まず①の7団体を紹介します。
全日本吹奏楽コンクール全国大会へ——7団体
| 部門 | 団体名 | 県 | 全国大会 |
|---|---|---|---|
| 職場・一般 | 百萬石ウインドオーケストラ | 石川 | 10月25日・府中の森芸術劇場 |
| 職場・一般 | 鯖江市ソノーレ・ウィンドアンサンブル | 福井 | 10月25日・府中の森芸術劇場 |
| 中学校A | 能美市立根上中学校 | 石川 | 10月31日・アクトシティ浜松 |
| 中学校A | 高岡市立芳野中学校 | 富山 | 10月31日・アクトシティ浜松 |
| 大学 | 福井工業大学 | 福井 | 10月24日・府中の森芸術劇場 |
| 高等学校A | 富山県立富山商業高等学校 | 富山 | 11月1日・アクトシティ浜松 |
| 高等学校A | 福井工業大学附属福井高等学校 | 福井 | 11月1日・アクトシティ浜松 |
まずは、この7団体に心からの拍手を。県大会を越え、3県の代表が集まる舞台でさらに選ばれるということ。その重さは、同じ舞台を目指したことのある人ならよく知っているはずです。
一つひとつの名前に、道のりがある
- 【福井工業大学(大学の部)】吹パのデータベースで、この大学の名前が全国大会の記録に現れるのは1981年(第29回・当時の名称は「福井工業大学応援団吹奏楽部」)が最後でした。実に45年ぶりの全国の舞台です。
- 【福井工業大学附属福井高等学校(高校A)】1956年以降の全国大会・高等学校の部の記録に、この校名はありません。悲願の全国初出場です。
- 【能美市立根上中学校(中学A)】全国大会は2010年・2012年・2013年に出場。13年ぶり、通算5回目の全国です。
- 【高岡市立芳野中学校(中学A)】1997年に初出場し、直近は2021年。5年ぶり、通算10回目。金賞も2度手にしている常連校の帰還です。
- 【富山県立富山商業高等学校(高校A)】初出場は1960年。今年で通算35回目、2023年から4年連続の全国。1970・71年、1981〜83年、1989年と6度の金賞を受けた北陸の名門です。
- 【百萬石ウインドオーケストラ(職場・一般)】1990年に初出場、今年で通算22回目。こちらも2023年から4年連続です。
- 【鯖江市ソノーレ・ウィンドアンサンブル(職場・一般)】2024年に初の全国。以来3年連続での出場となります。
全日本小学生バンドフェスティバルへ——2団体
小学生部門の代表は、中学・高校とは進む先が違います。10月24日に府中の森芸術劇場で開かれる第45回全日本小学生バンドフェスティバル(ステージ部門)へ、次の2団体が進みます。こちらも全国の舞台です。
- 南砺市立福野小・南砺ジュニアウインド(富山)
- 野村小・野村ウインドアンサンブル(富山)
東日本学校吹奏楽大会へ——8団体
中学校B組・高等学校B組(小編成)と小学生の一部は、10月10日・11日に金沢歌劇座で開かれる第26回東日本学校吹奏楽大会へ進みます。地元・金沢での開催です。
- 【中学校B組】氷見市立西條中・氷見南部中学校(富山)/越前市武生第一中学校(福井)/射水市立小杉中学校(富山)/射水市立新湊南部中学校(富山)
- 【高等学校B組】富山県立富山南高等学校(富山)/富山県立富山工業高等学校(富山)/福井県立福井商業高等学校(福井)
- 【小学生】さばえJr吹奏楽団KIRARI(福井)
中学校B組は、金賞が全部代表でした
15団体が出場した中学校B組で金賞は4団体。その4団体がそのまま東日本大会の代表になりました。金と代表がぴたりと重なる部門は、実はそう多くありません。
金に届き、代表に届かなかった19団体
支部大会でいちばん残酷で、いちばん誇っていい賞があります。金賞なのに代表になれなかった、いわゆる「ダメ金」です。今年の北陸では19団体がここに立ちました。演奏の質は最高評価。それでも席は限られている——それだけのことです。名前を記録します。
- 【職場・一般】ムジカグラート氷見/福井ブラスアカデミー/速星☆Friday's/小松市民吹奏楽団/富山ミナミ吹奏楽団
- 【中学校A組】砺波市立出町中学校/南砺市立福野中学校/能美市立辰口中学校/鯖江市中央中学校/福井市明道中学校
- 【高等学校A組】金沢龍谷高等学校/富山県立高岡商業高等学校/金沢学院大学附属高等学校/小松市立高等学校/石川県立金沢桜丘高等学校
- 【高等学校B組】富山県立高岡高等学校/日本航空高等学校石川
- 【大学】富山大学
- 【小学生】富山大学教育学部附属小学校
職場・一般の部は、7団体すべてが金賞でした
出場7団体が全員金賞。そのうち全国へ進めるのは2団体。残る5団体は、金賞の演奏をして客席の拍手を受けて、それでも夏を終えました。この部門の厚みが、そのまま北陸の吹奏楽の厚みです。
そして、74団体すべてへ
銀賞にも、銅賞にも、その日までの日々があります。朝練の音出し、うまくいかなかった合奏、間に合わないと思った本番前の一週間。舞台の上で鳴った音は、審査の結果に関係なく、その全部を含んでいます。金沢歌劇座で3日間に鳴った74団体の演奏は、ぜんぶ本物でした。吹パは、賞のいかんにかかわらず、この74団体すべての記録をデータベースに残します。何年たっても「あの年、自分たちはここにいた」と引ける場所であるために。
3年生にとっては、これが最後のコンクールだった人もいるでしょう。おつかれさまでした。あなたの音は、確かに鳴っていました。
次の切符は、8月21日から
支部大会はこれから本番を迎えます。8月21日に中国(広島)と四国(松山)、22日に九州(熊本)・東北(盛岡)・関西(彦根)、27日から北海道、29日から東海と関西A組、9月に入って西関東・東関東・東京都と続きます。全国大会は10月24日の大学の部から。すべての支部の結果は、決まり次第この吹パで速報します。
結果はすべて公式発表に基づいています
この記事の賞・代表は、北陸吹奏楽連盟が公開した部門別の結果PDF(第67回・全7部門)をそのまま取り込んだものです。過去の全国出場歴は吹パのデータベース(全日本吹奏楽コンクール全国大会の記録)から集計しました。誤りにお気づきの際は、お問い合わせからお知らせください。
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