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残り37席。全国で最も多く鳴る課題曲と自由曲は、もう見えている

決定64団体の曲目 × 全国大会10年・897演奏——課題曲・自由曲・出場団体の潮流を読む

2026年8月30日(日)

8月30日、関西大会の高等学校の部が終わり、第74回全日本吹奏楽コンクールの椅子は101席のうち64席が埋まりました。残りは37席。決まっていないのは関東の3支部(東関東・西関東・東京都)の全部門と、東北・東海・北海道の大学・職場一般だけです。今年のコンクールの大勢は、もう見えています。ここでいちど腰を据えて数えてみます——全国の舞台でいちばん多く鳴る課題曲は何か、自由曲は何か、その顔ぶれはこの10年でどう移ってきたのか。決定64団体の曲目と、全国大会10年分・897演奏の記録から読み解きます。

支部大会の代表は、今夜までに中学校23・高等学校22・大学7・職場一般12の64団体。全国大会の出場数は昨年・一昨年とも101(中学校30・高等学校30・大学15・職場一般26)ですから、残る席は中学校7・高等学校8・大学8・職場一般14の計37です。中学校と高等学校は関東以外のすべての支部で代表が出そろい、9月5日・6日の東関東・西関東、12日・13日の東京都で残り15席が決まります。大学と職場一般は9月5日から27日まで、6支部・12部門で22席が動きます。

この記事で数えるのは3つです。ひとつめは課題曲——県大会・支部大会・決定64団体・残り37席の名簿と4段階で分布を追い、10月・11月の全国でどの曲がどれだけ鳴るかを見込みます。ふたつめは自由曲——県では何が流行り、全国では何が選ばれるのか。2016年から2025年までの全国大会9大会(2020年は中止)897演奏の作曲者・作品の年表と、決定団体の曲目を並べます。みっつめは出場団体——全国の顔ぶれはどれくらい入れ替わるのか、9大会皆勤の団体はいまどこにいるのか。

※データについて

決定64団体のうち課題曲・自由曲が判明しているのは62団体(北海道の中学校2団体は未判明)。県・地区の課題曲分布は課題曲が判明している2,161団体、自由曲は4,107団体の集計で、判明率は連盟によって偏ります。全国大会2016〜2025年の課題曲・自由曲は公式プログラム由来で全演奏が判明。作曲者は表記(漢字・カナ・ローマ字)をまたいで同一人物に束ねて数えています。出場団体の変遷は団体IDで数えているため、改称・統合した団体は別団体に見えることがあり、「初出場」の断定はしていません。数字はすべて2026年8月30日時点です。

① 結論|全国は「Ⅳの秋」、自由曲は「富士山」と「リード」の秋になる

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課題曲別の金賞率・代表率データと、Ⅰ〜Ⅳそれぞれの「金賞への攻め方」をすべて公開しています。

  • 県→支部→全日本代表→残り席、4段階で入れ替わる課題曲の勢力図と101団体の最終見込み
  • 全国大会10年の年表——最多の課題曲、作曲者別の自由曲、邦人作品の割合の推移
  • 9大会皆勤22団体の現在地と、9月に決まる残り37席の見どころ
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