課題曲Ⅲ課題曲
あつまれ おもちゃのマルチャ!
伊藤士恩/2年連続の課題曲採用
2026年7月16日(木)
“マルチャ”はイタリア語で行進曲。ブリキの人形のようにコミカルで、場面転換も豊富な楽しいマーチ。歯切れと発音の吹き分けが決め手です。
2年連続で課題曲に選ばれた新鋭の一曲。“マルチャ(marcia)”はイタリア語で行進曲の意味です。同じ「おもちゃ」でも、ぬいぐるみよりブリキの人形やロボットのような、コミカルでちょっと不思議な世界。次々とキャラクターが入れ替わり、場面もめまぐるしく変わる、聴いても吹いても飽きない楽しいマーチです。定石どおりの和音からわざと外すことで、おもちゃならではのおどけた質感を出しています。
演奏のポイント
- カギは“歯切れ”。同じ音の連打が多く、タンギングがつながってしまうと途端に軽妙さが失せ、おもちゃっぽさが消えます。なめらかにつなぐタンギングと、粒を立てて短く切るタンギングを、場面で明確に吹き分けましょう。
- 繰り返し出てくる「短い音+跳ねる音」のモチーフは、頭の細かい音に重心を置くとそろえやすくなります。
- 同じ動きをするパートが多いので、発音とニュアンスを合わせるだけで、ぐっとすっきり聞こえます。リズミカルな箇所ほど、テーマの縦をきっちりそろえてアンサンブルの説得力を保つこと。
- あえて置かれた不協和な響きで一度緊張を作り、そこから解決してみせる緩急が前半のヤマ場。にごりを恐れず鳴らしてから晴らすのがコツです。
- 金管の後打ちは軽く短く、対旋律は控えめの音量で音程・音色をそろえて。終盤のピッコロは、正確さより楽しさ優先で軽やかに。チューバは丸く弾む音でマーチの推進力を、バスドラムは低音と息を合わせて。
こんなバンドに
明るいサウンドが持ち味のバンド、若いメンバー中心のチーム、小〜中編成でも映えます。

